サキコーポレーション、実装機とデータ連携し基板検査プログラム作成工数を大幅に削減する新機能「ジョブデータ・コンバート」をリリース
実装機の部品情報データから基板検査用データライブラリを自動生成し、 SMTラインのオペレーション効率化に貢献
株式会社サキコーポレーション(東京都江東区、代表取締役社長:小池紀洋、以下サキ)は、このたび、実装機データからサキの3次元外観検査装置(3D-AOI)の基板検査用データを自動生成するジョブデータ・コンバート機能をリリースしました。このジョブデータ・コンバート機能を活用することで、サキの3D-AOIシステムユーザーは、実装機に設定する部品情報データを直接取り込んで基板検査用データライブラリを自動生成することが可能となり、基板検査プログラムの作成に要する時間を大幅に短縮することができます。
電子部品実装基板製造工程(SMTライン)において、実装機には実装部品の部品寸法情報などをデータライブラリとして設定します。実装機と連結する基板検査装置にも、検査プログラム作成のために、実装部品寸法情報を含む検査データライブラリを構築することが必要です。このため、従来は、同じ部品情報をもとに実装機と検査機の両方で個別にデータライブラリを作成する必要があり、SMTラインのオペレーションの効率化が課題となっていました。
この課題を解決するために、サキは、実装機メーカー様と連携して、実装機の部品情報データの仕様をサキ検査装置の検査プログラムに取り込み、実装機と検査装置の部品情報データ連携を実現するジョブデータ・コンバート機能を開発しました。サキの3D-AOIユーザーは、このジョブデータ・コンバート機能を検査システムに追加することで、検査プログラムの作成工程が容易になり、従来作成に要していた時間の大幅な削減と、プログラム作成トレーニングの簡素化が可能となります。
ジョブデータデータ・コンバート機能の対象実装機メーカー様は、以下の通り※です。
・パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社
※2021年2月時点。今後、上記以外の実装機メーカー様との連携も進めていく予定です。
サキの取締役兼CTOの秋山吉宏は次のように述べています。
「サキは、検査システム単体の品質検査精度向上を追求するとともに、SMTライン全体の生産品質と生産性向上にも貢献する多彩なソリューションで、お客様のスマートファクトリー実現をお手伝いします。新たに開発したジョブデータ・コンバート機能は、全てのサキ3D-AOIシステムにオプション機能として追加することができます。私たちは、今後も実装機メーカー様とのパートナーシップを拡大して、電子部品実装システムと基板検査装置のデータ連携で、お客様の利便性とSMTラインの生産性の向上に貢献してまいります。スマートファクトリーの品質を支える次世代自動検査ソリューションの革新性を、オンライン・デモンストレーションでもどうぞご覧ください。」
ジョブデータ・コンバート機能の詳細仕様やオンライン・デモンストレーション、オプション価格およびデータ連携対象実装機の詳細につきましては、以下にお問合せください。
株式会社サキコーポレーション 国内営業部
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